アメリカの大学院でコンピュータサイエンスを学ぶためのPrerequisites
私は日本の大学工学部を卒業してプログラマになったのだが、専攻が情報工学系ではなかったので
「コンピュータサイエンスをきちんと体系的に学びたい」
という気持ちがあった。
仕事で必要になった内容を、その都度勉強して来たものの、「コンピュータサイエンスの基礎で理解が不十分な部分があるんだろうなあ」と感じていたからだ。
加えて、昔からアメリカに行きたいという気持ちもあったので、「アメリカの大学院に入学してコンピュータサイエンスを専攻するにはどうすればいいか」を調べてみた。
学費、GPA、推薦状、TOEFL、GRE等はコンピュータサイエンスに限らず、アメリカ留学で一般的なことなので今回は触れない。
少し自力で調べた後、専門家である栄陽子さんのところへ相談に行ってみた。
海外留学の情報はWeb上に溢れていて玉石混交と思うが、
栄陽子さんは留学関連の書籍を数多く書かれていて、読んでみると信頼できそうな方だと感じたからだ。
- 作者: 栄陽子
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まず言われたのは「大学院に進む前に修めておくべきPrerequisites」だった。
「以下のような科目の単位を大学で取っておいてね」ということだ。(もちろん高GPAが望ましい)
- Data Structure and Algorithm データ構造とアルゴリズム
- C/C++, Java
- principles of programming languages プログラミング言語の原理
- Computer Architecture コンピュータアーキテクチャ
- Operating System オペレーティングシステム
- theory of computation 計算理論
- computer organization and assembly language programming コンピュータ構造とアセンブリ言語プログラミング
- differential and integral Calculus 微積分
- Linear Algebra 線形代数
- Discrete Mathematics, discrete mathematical structures 離散数学、離散構造
- Probability & Statistics 確率と統計
Prerequisitesは当然あるだろうと思っていたものの、どの科目かは自分の中で明確になっていなかった。 具体的な科目リストを出して頂いたことで、整理できて助かった。
そして、「働きながら、これらの科目に相当する単位を取得するには、どの大学が適切か?」について調べてみたのだが、
これについては、また別の記事で書くことにする。